特別養護老人ホームやグループホーム、ケアハウスや住宅型有料老人ホームなど、様々な種類の高齢者入居施設がありますが、精神科病院勤務時代における経験や、後見人として様々な施設と関わる中で感じた、「このような施設なら入居をお願いしたい」と思えるポイントをご紹介します。
①施設の雰囲気が明るい➡これが一番重要です。施設見学に行くと分かりますが、利用者やスタッフの雰囲気が明らかに暗い施設と、明るい施設があります。雰囲気が明るい、おおらかな空気が流れているような施設にご入居中の方は笑顔も多く、現状に満足しているとお話になられる事が多く感じます。
②スタッフの挨拶がしっかりできている➡施設見学や面会のために尋ねた際、爽やかな笑顔で「こんにちは」とスタッフの皆さんがお声かけくださる施設では、①のような明るい雰囲気の施設である事がほとんどです。
③スタッフがたくさんおられる➡スタッフの方を全然お見かけしない施設では、利用者の方の表情が険しく、大声があちこちで聞こえてくる、というような事が多く見受けられます。反対にスタッフの方をたくさんお見かけする施設では、やはり①のような利用者やスタッフが明るい、施設全体におおらかな雰囲気がある事が多く感じます。
以上、完全な独断と偏見によるポイントのご紹介でしたが、高級な老人ホームだから良い施設、とは限らず、入居費用は低い設定でもそこで働いておられるスタッフの方々がいきいきとされている施設では、利用者さんも穏やかで満足されている方が多く、反対にスタッフの方々の雰囲気が良く感じられない施設では利用者さんのトラブルが多くみられるため、支援者や後見人として対応する機会が多くなる、というのは経験上間違いないだろうと思います。
長い時間を過ごす事になる場所ですので、より良い施設に入居してもらえたら、と思います。